ハスヨガマガジンの「どうしたらキラキラできる?やっぱりヨガインストラクターは憧れの仕事?」で、自分を省みて優しくなることがキラキラした人のポイントではないかとお話しました。 しかしながら「自分に優しく」しようと思っても、どうしたらいいのかわからないというのが正直なところです。 そこで「自分に優しく」について考察しました。

「自分に優しく」って難しい
近年、色々な場面で「自分に優しく」と言われています。
その意見には大賛成ですが、実践しているのかというと、実は言うほどにはうまくいっていません。
「自分に優しく」という言葉が大意過ぎて、実際に自分が考えていることややっていることとうまく結びついていないことがあります。
自分に優しくする方法として、あるがままの自分を受け入れるとも聞きます。
ポジティブな感情もネガティブな感情も、そのまま受け入れるということです。
でもこれだって、そもそもハードルが高いことのように思えます。
自分の嫌いなところならすぐに言えるけれど
誰かに自分の好きなところと嫌いなところを10個ずつ挙げろと言われたとしましょう。
恐らく多くの人が嫌いなところを挙げる方が簡単だと思います。
嫌いなところは、言葉として割と頭に浮かぶものです。
好きなところはいざ言葉にしようとすると思いつかない、そんなことはありませんか?
思うに、好きなところは無意識下に当然のものとしてある一方で、嫌いなところは「それを直したい」などと意識しやすいからではないでしょうか。
自分の嫌いなところを見つけてイヤになる悪循環
私たちは基本的にポジティブなことよりネガティブなことに、注目しやすいようにできているようです。
自分について「あれ?」と気付いたとき、それは大抵「なんかイヤだな」とか「ここが痛いな」といったネガティブなものや感情と繋がっていることが多いですよね。
ネガティブなものや感情を見つけてしまうと、ダメ出ししてしまうこともあります。
場合によっては、「これでは自分に優しくしていない」と自己嫌悪に陥ってしまうこともありますね。
自分の好きなところは気付いていないだけかも
自分を嫌いなところと同じように好きなところもあるけれど、それは嫌いなところのように「直そう」といった意識を伴っていないから、実はただスルーしていただけかもしれません。
自己肯定の訓練として、自分の好きなところやその日にあった良かったことを書き留める日記のようなものが推奨されています。
これは無意識下にあるものを意識下に持ってくる練習といえるでしょう。
おわりに
私たちは自分に対するとき、ネガティブなことを優先させ、それを直すことによってより良い自分になろうと努力することに慣れています。
だからこそ、「自分に優しく」の重要性と難しさが浮き彫りになるのかもしれませんね。
ポジティブなこともスルーされているだけで、同じように存在しているはずですから、意識するところから始めてみませんか?
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