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痛みは注意を促すための身体からのメッセージ

Thinking Body

ハスヨガマガジンの「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の人はエコモードに生きよう4選」で近年目にすることが多くなってきたHSPに触れ、先天的な気質ながらもその中でうまくいきていく対策をYOGA BASE LABなりの視点で提案しました。 そのひとつである「自分に繊細になる」についてはHSPに限らず、全ての人にとって見落とされやすい要素なので、そのことについて考察していきたいと思います。

私たちの周りは刺激(情報)だらけ

私たちは起きている限り、様々な刺激を受けています。
刺激とは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感をはじめとした、感覚機能で受け取る情報のこと。
体内の感覚機能を通してあらゆる刺激を情報として受け取り、必要なものとそうでないものとに無意識に取捨選択しています。
今この記事を読んでいるあなたも、文章を読むために文字の情報にフォーカスし、他の情報を切り捨てるということを行っているのです。

自分の内側からの声に耳を傾ける

このように私たちは身体に入ってくる刺激に対してはとても敏感で、刺激に合わせて身体は対応するようになっています。
ただ、目的に集中しすぎるあまり、切り捨てている情報の方が多く、切り捨てた中にあなたを助ける情報があるのかもしれません。
特に無視されがちなのが、痛み。
デスクワークで長時間座りっぱなしのとき、ヨガで苦手なポーズをしているときなど、それまでは何でもなかったのに急に身体のどこかが痛くなることは、誰でも体験したことがあると思います。
でも、この手の痛みは我慢すればなんとかなるとして、無視されがちですね。
また、無視を続けることによって、痛みを感じる部分を自分と切り離そうという意識が働くこともあるようです。

痛み=情報=メッセージ

このような状態は身体にとって良いとはいえません。
痛みという情報を受けているのによくあることだからと切り捨てていると、その痛みは慢性的になります。
いずれはもっと大きな痛みとなったり、別のところまで痛むようになる可能性もあります。
せっかく痛みという情報があるのだから、それは有効活用すべき。
身体のどこかに痛みを感じたら、それは何か無理をしているというメッセージだと思ってください。

メッセージを受け取ったらやること

無理というものの中には、動作を行っている筋感覚的なもの、行っていることに対して抵抗感があるなどの精神的なものなど、色々とあります。
いずれにしても、痛みを感じたときに自分が何をやっているのか、それに対して自分がどう思っているのかを観察してみましょう。
そうすれば、痛みが次にあったときに対応できるようになるでしょう。

おわりに

痛みという感覚はイヤなものです。
誰だって感じたくはないでしょう。
しかしながら、一度感じたことはなかったことにはできません。
なかったとする方が精神的に楽ということもありますが、情報として活用する方が実践的な場合もあります。
そのためにも、刺激として情報を受け取ったら、その時の自分の状態を観察するということを試してみてください。

↓元ネタのハスヨガマガジンの記事↓

https://www.hasyoga.net/magazine/highly-sensitive-person-should-live-in-eco-mode/

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