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どうして「〜じゃなきゃダメ」と考えてしまうのか?

Thinking Body

ハスヨガマガジンの「2022年🌅ヨガインストラクターは〇〇じゃなきゃダメ!をやめてみる3選❤️‍🔥」では、私たちはヨガインストラクターとしてあるべき姿というものに捕らわれていないかというお題でお話をしました。 そこで、「○○じゃなきゃダメ」とつい考えてしまうのはなぜかについてみていきたいと思います。

目的達成を急ぐための考え方

「○○じゃなきゃダメ」はそれ以外は許さないという「ねばならぬ論」だといえます。
その言葉の裏には、○○以外の選択肢の幅を狭めるという意味があるように思います。
選択肢の幅が狭くなれば、決断の際にも決めやすくなりますね。
理想に近づきやすくなったり、物事を進めることがたやすくなったりすることによって、目的に達するまでの時間や手間を省くことができるということなのでしょう。

「○○じゃなきゃダメ」は間違いではない

複雑化した現代社会において、私たちは色々なしがらみの中で生活しています。
その上で仕事でもプライベートでも、何かしらの目的を達成しようと常に模索しています。
「ねばならぬ論」はやることが多くて忙しい現代社会を効率的に生きるために生み出された、一つのツール(考え方)なのかもしれません。

「○○じゃなきゃダメ」は理想や完成形をビジョンしやすい

また、先に理想や完成形を言葉で提示されているため、「こうすればいい」というイメージするのもたやすいということも、私たちが「ねばならぬ論」を思わず使ってしまう理由かもしれません。
わかりやすい理想や完成形のビジョンがあると、追いかけやすくなるのは事実です。

このように「ねばならぬ論」は結果を急いで出したいときに非常に有効であり、現代社会に実にマッチした考え方といえます。

「○○じゃなきゃダメ」が生み出した弊害

ところが、「ねばならぬ論」ばかりがまかり通るようになると、他の選択肢も存在するという事実を忘れがちになります。
また、一つの道から外れないように注意していると義務感や責任感を伴うようになり、道から外れた場合のリスクに恐怖を抱くようになります。
そして、恐怖が緊張として身体に現れるようになるのです。
「ねばならぬ論」だけで進めていると全身が緊張しっぱなしで気が休まらないことになりそうですね。
場合によっては、精神的にも肉体的にもダメージを抱えることになるかも。

おわりに

「○○じゃなきゃダメ」の○○は、本来なら自分がそうでありたいと思う理想や目的であるはず。
理想や目的を持つことは良いことではあるので、「〜じゃなきゃダメ」を「〜しよう」とか「〜になろう」というように、自分の可能性を引き出せるような、窮屈ではない言葉で考えてみたらどうでしょう?

↓元ネタのハスヨガマガジンの記事↓

https://www.hasyoga.net/magazine/yoga-base-lab-yoga-instructor-202/

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